|
 |
4月27日
24日(土)、25日(日)の両日にわたって、京都コミュニティ・デザイン・リーグ(略称:京都CDL)の第4回春季リーグが、京都市の「ひと・まち交流館」で開かれた。京都市CDLについては、目下、運営委員長の渡辺菊馬君(京大建築系大学院生OB)にホームページへの掲載を依頼中なので詳しい説明は省くが、京都市内や近辺の建築・住居・デザイン・都市計画等を専門とする14大学22研究室の学生・大学院生たちが集まって結成した、京都のまちづくりを考え、サポートするグループだ。主な活動としては、春秋2回のリーグを開催し、各研究室(チーム)が担当する地区のまちづくりに関する調査・提案・実践などの結果を互いに報告し合い、その成果を各地区へ返していこうというものだ。いわば、学生たちが将来の「コミュニティ・アーキテクト」として成長していくための、京都をフィールドにした実践的リハーサルだといってよい。
今期のテーマは「京都地区型住宅」の提案だった。京都の地区ごとにみられる特色ある住まい方に着目し、その地区を歩いてよく観察し、地区のモデルになる住宅を即日設計で提案して、ワークショップでさらに議論を深めるという趣向だ。いつも感心させられるのは、学生たちのイベントのネーミングの巧みさである。今回のワークショップは、「ミテキテツクッテ」とある。最初はどこかの外国語のモジリかと思ったが、実は「見て来て作って」という文字通りのリアルな表現だった。「参った!」というところか。
この京都CDLで、私は言うも恥ずかしいが「コミッショナー」という名前を頂戴している。各大学チームの指導教授たちが「監督」なので、リーグの代表者はコミッショナーだという次第だ。実質的な仕事は運営委員長と事務局長(布野京大助教授)がやってくれるので、せいぜい挨拶要員か乾杯要員という役回りしかないが、それでもときどきは基調講演のお鉢が回ってくる。その期の主題のブリーフィング(背景説明)みたいな役割だ。学生たちが考えているモチーフを自分なりに講釈をして、それらしき勿体を付けるのである。今回も「地区型住宅」のコンセプトについて、高度成長期のフロー社会から21世紀のストック社会への転換期において生まれた設計思想ではないか、と講釈した。学生たちの感性に追いつけたであろうか。なお、今回と前回の基調講演を「京都のまちづくりへの提案」のページに掲載しますので読んで下さい。 |
 |
|
|