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4月9日
選挙が終わってからもう2カ月以上も経つというのに、手紙がいっこうに途切れる気配がない。いろんな思いを綴ったメッセージが連日届けられるのだ。男性は文章から推察してどちらかと言えば高齢者が中心、女性は中年の人が多い。
いずれも選挙にかかわった自分の行動や心境が面々と綴られている。なかには、十数枚にわたる長文の手紙も珍しくない。達筆・麗筆という形容がぴったりと当てはまる文面なのである。そしてこんな手紙には、例外なく鳩居堂の用箋と封筒が使われている。察するに、京都の文化人たるものの資格の一つには鳩居堂のものを愛用するということがあるのだろうか。私などは「資源循環利用」などと称してどこかの会議で貰ってきた用紙や封筒をそのまま転用しているが、これなどは先方に対して「不躾の極み」にあたるのかも知れない。やはり理系出身で体育会系であることの限界だろう。
ところでちょっと困るのは、電話への対応だ。日常的な悩みや市政批判などを直接電話で訴えてこられる方が結構いるのである。きっと私に一票を投じていただいた方々に違いない。その満たされない気持ちが候補者(だった)に電話をかけるという行為につながるのだろう。これは応える術を持っていない私には難題だ。しかしよくしたもので途方に暮れて聞いていると、思いを直接ぶつけたことで心理的な満足感が得られるらしく、先方から話が終わりになる場合も多い。大都市の首長選挙なるものの奥行きと広がりを感じる日々である。 |
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